語り部の会紹介

「万葉のさと」一志町に、ようこそ

私ども「一志町歴史語り部の会」は地元一志町の史跡を 多くの人々に広く知っていただくために活動するボランティアガイドの会です。この町の魅力をご紹介しながら 皆様とご一緒に、 ウォーキングを楽しみたいと思います。

私たち「一志町歴史語り部の会」は以下のような活動を行っています。ご要望に応じて、いつでもご案内します。

1、メンバーの紹介

令和2年1月にて 正会員=13名 + 賛助会員=8名

2、会議

  1. 定例会議  毎月第1水曜日 AM
  2. 役員会議  毎月第3月曜日 AM

にて、会の運営を諮っている。

3、研修会

  • 毎月第1水曜日 PM
  • 年間計画に従い、会員の資質向上に努めている。
  1. 地域に学ぶ
  2. 歴史講演会
  3. 案内の事前学習
  4. 会員の相互研修

4、歴史ウォーク

  • 一志町名所案内
  • 2019年度にて第19回目を実施
  • 80~100名が参加
  • 4~5班を編成し、会員が案内する。

5、要請による案内

  • 一志学園高等学校の地域学習の一環として案内
  • 他の団体または個人の要請があればその都度案内。

6、大井公民館講座の「ふるさと探訪」案内

  • 2~3回/年実施
  • ウォークあるいは市マイクロバスにて、主として一志町内を案内

7、JA三重中央との共催

  • JA三重中央の郷土資料館の運営・案内
  • 夏休み子どもイベントの実施

(1)郷土資料館の案内

  • 毎週土曜日  :9時30分~16時は開館
  • 日曜日~金曜日:JAに申し込み(Tel059-293-5000)により、日程調整をして案内。
  • 郷土資料館には、生活室、歴史室、養蚕室、農林業室の4室があり、昔からの生活用具等が展示してある。見るだけでなく、要望に応じ体験可能。

(2)小学3年生の資料館見学

  • 一志町内の2学校はじめ津市内外の小学校の3年生の「社会科学習」の一環として、郷土誌資料館を案内。

(3)小学5年生の農業体験(田植えと稲刈り)の指導

  • 毎年5月の田植えと9月の稲刈りの時期に、農業体験指導。

(4)夏休みこども向けイベントの開催

  • 子供の夏休み(8月の上旬)に、郷土資料館での学習やまゆクラフト、昔の遊び体験等の子供たちが楽しめるイベントを開催。

(5)蚕の飼育と展示

  • 当会の特徴は、一志町で昭和30年頃迄盛んであった養蚕の文化を後世に残そうとして、蚕糸研究会と共同にて、毎年6月~7月に掛けて蚕を飼い公開。

紙芝居

現在9巻あり要請に応じて上演したりウォークの中でも活用している。

六代君

平家は壇之浦の戦いで源氏に滅ぼされたとされています。が一志町波瀬には、1200年頃、平清盛のひ孫にあたる六代君が波瀬に落ち延びて来て上出城(うえでじょう)築城した事、及びその末裔が1600年頃まで永きに亘って繁栄したという話が伝わっています。
ではどのような物語が秘められているのでしょうか?

かさつき地蔵

一志町大仰は天台真盛宗の始祖である真盛上人がお生まれになった地であります。
ここには真盛上人の遺徳をしのばせる「かさつき地蔵」があります。お地蔵様にまつわるお話は?

高野用水

江戸時代初期、日照りが続き、一志町東部の村人は米が収穫できず苦しみました。そこで、八太の田上八太夫と郡奉行の山中兵助為綱が長期にわたる苦難の末完成させた、高野用水の歴史をひもといてみましょう。

天神様と松の木

一志町庄村と其村地区には「松を植えない」という言い伝えがあり、今でも固く守られています。その言い伝えは1350年頃に遡るとの事です。ではどのような経緯からこの言い伝えは生まれたのでしょうか?

その他紙芝居もご用意しています

矢頭の竜石

波瀬の波氐神社の境内には、日露戦争で亡くなられた人達の忠魂碑があります。
この台座は「矢頭の竜石」として大切に祀られてきました。ふしぎな言い伝えのある石にまつわるお話です。

ぼたん峠

奈良の都と伊勢神宮を結ぶ初瀬街道は、一志町内を通っており、そこにはぼたんの花がさいたような岩肌が続き、「ぼたん峠」と呼ばれておいました。旅人はここで旅の疲れを癒したといいます。

近藤半兵衛

江戸時代後期、一志町片野で生まれた近藤半兵衛は、商売をし江戸で大いに活躍して儲けました。その富を地元片野への恩返しとして寺に寄進したものが今も祀られています。

浄閑塚

一志町井生の山の中腹に「浄閑塚」という寺田文太夫のお墓があります。この人は、江戸時代初期、水不足で苦しむ農民を救うため、白山地区から農業用水を導くと共に、多くの水田の開墾を実現しました。

片谷池縁起

一志町小山は川がないため、天水や谷水を片谷池に貯めその水で米作りをしていました。江戸時代の末期、その片谷池の堤防が崩れた為、庄屋の坂部新吾さんは久居藩に請願して、許可と援助を受け、村人総出で改修したので今も豊かなお水をたたえ地域の農業を支えています。

「ふるさとの唄」について

一志町語り部の会は郷土資料館の案内を行っていますが、展示品を観るに加えて、音楽を聴くコーナーがあればより明るくなるのではないかと考えました。そこで会員一同で話を進め、一志町に伝わる「ふるさとの唄」をDVDに収めました。郷土資料館でいつでも視聴ができます。また、一志町の公民館、図書館にもDVDがあります。

DVD設備

DVD設備

1、小・中学校の校歌編(上映時間= 26分05秒)

川合小学校・大井小学校・高岡小学校・波瀬小学校・三和中学校・波瀬中学校

2、音頭・小唄編(上映時間= 37分01秒)

高岡音頭・一志温泉音頭・一志温泉四季の歌・一志音頭・大井小唄・波瀬音頭・川原出音頭・井ノ口音頭

3、子守唄・地搗き唄 等編(上映時間= 10分56秒)

一志の子守歌・田尻 八太の子守唄・我が波瀬村・大仰の地搗き唄・井関の地搗き唄・小山 八太の木挽き唄

4、鞨鼓踊り唄・手踊り唄 編(上映時間= 35分05秒)

室の口の鞨鼓踊り唄・八太の鞨鼓踊り唄・高岡神社の手踊り唄

5、獅子舞編((上映時間= 33分49秒)

其村の獅子舞・野口の御神楽

郷土資料館

一志地域には、旧石器時代から室町時代に至る多くの遺跡があり、古くから人々の生活が営まれていたことが分かっています。また、白鳳時代の寺院と伝えられる浄泉寺跡や班光寺跡からもわかるように、大和と伊勢を結ぶ道を通じて盛んに大和文化が入ってきました。

こうした風土や暮らしが育んだ農具や生活用具を収集し、先人の足跡を残すため、1985年(昭和60年)に一志町農協(現三重中央農協)が郷土資料館を開館し、その後、2001年(平成13年)1月に「三重まんなか・まちかど博物館」に指定され、地域農業を学ぶ格好の施設となっています。

2005年(平成17年)12月に農業倉庫を改築し、養蚕・製糸・農林業・生活用具に加え、一志地域の歴史関係資料(旧石器時代~白鳳時代)を展示しています。

古くから養蚕業が盛んに行われてきた一志地域ですが、時代とともに養蚕・製糸業は衰退しました。当時の記憶を風化させまいと、地域の蚕糸研究グループと語り部の会でJA三重中央の倉庫を利用して蚕を育てています。

資料館は、毎週土曜日9:30から16:00まで開館しており、語り部の会がボランティアガイドとして皆さんをお待ちしています。また、土曜日以外で訪れたいという方は、別途事前予約により見学が可能です。

  • 所在地  津市一志町高野1204-1
  • 連絡先  JA三重中央本店企画部企画課  ☎059-293-5000(土・日・祝日を除く)